連戦でさすがに体力がきつくなってきたなー･･･ってときに、
他の冒険者さんから体力回復の魔法「ケアル」を貰ったんだ。
魔法の使えないオイラにとっては本当にありがたいことだね。
見ず知らずの人でも、同じ冒険者！こういった人と人とのふれあいも
冒険者としての醍醐味だね！
何かしてもらったときには感謝の心を忘れずにだね！
困っている人がいたら助け、またその人が困っている人を助け･･･
こうして人と人との繋がりが広がっていくんだね！
脱・新米冒険者！
005-02
西ロンフォールの南、ラテーヌ高原への入り口そばに
アウトポストって呼ばれている３国のどこかが
管理運営している前線基地みたなものがあるんだ。
傷ついた冒険者のためにの薬が売っていたり、
獣人と戦うため、武器などを買ったりもしているんだよ。
各地方に一箇所必ずアウトポストはあって、
その地方で最もコンクエストを頑張った国が
地方の支配権を得ることができる仕組みなんだ。
コンクエストのポイントを稼ぐためには、
国に所属している冒険者がどれだけモンスターを退治
したのかが一番重要なんだ。
そのほかにもポイントを稼ぐ方法はあるけどね。
だから、あまりに冒険者がモンスターにやられすぎちゃうと、
獣人支配にもなっちゃうんだよ。
獣人支配にならないように、頑張らなきゃだ！
ゲルスバ野営陣付近でオークを狩る！狩る！狩る！
格闘のモンクタイプ、魔法使いタイプ、目に付くオークは徹底的に狩る！
オイラ以外にもオーク狩りをしている冒険者の人も結構いたから、
それほどウヨウヨいるって感じじゃなかったねー。
調子よくオークを退治していったんだけど、ちょっと気が緩んだのか、
気がついたらオークに囲まれちゃっていたんだ。
勇気と無謀は別物だからね。時には退くことも重要なんだよ。
決して逃げるわけじゃなくて、明日の勝利へ繋がるための撤退なのさ！
え？ちょっと大げさだって？･･･オイラもそう思っていたんだよね･･･。
街に着くころにはオークが3匹になっててちょっと焦ったけれど、
兎に角、無事に帰ってこれたんだ。慎重に行かなくちゃだね。
西ロンフォールの南側には、オークとはまた違う種類の獣人ゴブリンや野生の羊なんかもいるんだよ。
ゴブリンは獣人の中でも特質な存在で、中には友好的なものも居るんだ。特殊な技術を教えてくれたり、
珍しいものなんかを売ってくれたりするんだ。ちょっと見愛嬌がある格好をしているよね。
でも、街の外で出会うゴブリンは凶暴な性格なものがほとんどだから注意が必要だね。
何匹目かの戦士タイプのオークを倒したとき、ついにミッションアイテム「オーキッシュアクス」を手に入れたんだ。
斧としてもそこそこの武器だけど、戦士のオイラにゃ装備できない武器だね。
さぁ、街に戻って報告だ！
こわいこわい・・・
感謝感激！
そのオノ、ちょうだいいたします！
